コンセプトアパートの進め「ハイツミリカ」
-コンセプトアパートの進め-
コンセプトアパートは比較的新しい呼び方で、特定の趣味や嗜好をもつ入居者をターゲットとする、賃貸住宅を意味する時に使われることが多く「ペット共生マンション」「音楽マンション」「女性専用マンション」など大きなくくりから、「バイク愛好家賃貸」「ダイエット女子専用賃貸」「漫画家向け賃貸」「ゲーマー向け賃貸」などニッチなターゲットに対するものまで多くの事例があります。特に差別化戦略で用いられる事例も多くトレンドのひとつでもあります。しかしニッチな「コンセプトアパート」はリーシングや管理業務が繁雑になることもあり管理上の体制を整える必要があります。
「コンセプト」という本来の意味は「概念」や「基本的な考え方」である為、もっと広い意味で何らかの考え方（コンセプト）をもったアパートも「コンセプトアパート」として呼ばれています。
弊社の強みでもあるデザインからアプローチできるアパート「デザイナーズアパート」も一つのコンセプトであると言えます。また、デザイン→意匠（見た目や・機能）この機能もどういった効果を狙うかというコンセプトであると考えると機能にフォーカスした「コンセプトアパート」と言えます。
「コンセプトアパート」が差別戦略であることから競合物件に対して付加価値のある機能的コンセプトを打ち出すことと、デザインコンセプトを設定して差別化を図ることが重要になります。
機能的コンセプトは土地の立地的特性、形状特性に影響を受け状況に即した打ち出しをすることが求められ、デザインコンセプトは外観、内装共にカフェ風やフランス、スパニッシュ風などは定番ですが人気があり、地域的特性も重要になってきます。
※「実例集」コンテンツから詳細をご覧いただけます。＜詳しくはこちら＞
「ハイツミリカ」のコンセプトは既設アパートと今回計画の新設アパートと従来からのガレージを一体とする「相互に価値を生む計画」とすることにありました。ガレージ利用者もアパート入居者も専用のゲートからのアプローチとしエリアセキュリティを設け、ガレージは部外者の侵入のないものとなり、既設アパートはオートロックシステムが付加されることになりました。またデザインコンセプトを地域環境に即した高級感あるデザインとしたことや、全戸ロフト付きのスタジオタイプの大空間リビング、全戸1階玄関とし戸建て住宅のようなアプローチとしました。2階住戸に関しては2階から鍵の開閉可能なシステムを導入し、入居者目線にこだわった機能やファン付きシーリングライトやハワイから輸入した洗面化粧台などコンセプトに合わせた設備としています。
※「賃貸経営」コンテンツから詳細をご覧いただけます。＜詳しくはこちら＞
「コンセプトアパート」の定義はさておき、ケーティアイ建設工業におけるアパート建築においてコンセプトのない物件は存在しません。その土地における又は建物において「概念」や「基本的な考え方」が生まれ「コンセプト」が派生し相乗効果を生むような計画となっていきます。そもそもコンセプトのないビジネスなど存在しないのではないかと考えており、「コンセプトアパートの進め」は施主、建設会社、管理会社などのビジネスパートナー間でのコンセプトの共有を第一と考えてバランスのとれたトータルコンセプトアパートを建築していきたいという思いから「ハイツミリカ」の事例紹介として掲載させていただきました。
